胃がんの治療費用!自己負担額はどの位になるのか?
2017/11/04
胃がんは、罹患率が高い病気です。男性で胃がんに罹るのは、9人に1人。女性は、18人に1人です。胃がんを治療するには、どの位の費用がかかるのでしょうか?自己負担額を調べてみました。
内視鏡治療なら12~15万円
早期の胃がんの治療のうち、ごく初期の段階については、内視鏡治療が可能です。内視鏡治療では、最近は、内視鏡的粘膜切除術に加えて、内視鏡的粘膜剥離術が普及しています。内視鏡的粘膜剥離術の方が、より大きく、より深く、粘膜組織を切除することが可能になります。
内視鏡的治療では、入院期間は10日が目安です。手術の費用は、3割負担で、内視鏡的粘膜切除術が12万円、内視鏡的粘膜剥離術が15万円になります。
手術後の定期検査は、1年目が3回で13万円。2年目以降は、年に2回で9万円です。定期検査では、血液検査、エコー検査、画像診断を行います。
腹腔鏡手術なら47~56万円
早期の胃がんの治療では、縮小手術について、腹腔鏡手術も適用になります。腹腔鏡手術では、開腹せずに、腹部に4箇所程度の穴をあけて、腹腔鏡やメスを入れ、患部を切除します。
腹腔鏡手術で胃を切除する場合は、入院期間は22日で、手術の費用は3割負担で47万円。胃を全摘する事も可能で、その場合は、入院期間は24日で、手術の費用は56万円です。手術後の定期検査は、1年目が5万円、2年目以降は9万円です。いずれも、年に2回行います。
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進行がんの手術と抗がん剤治療では51~58万円プラス年に92万円
進行がんでは、拡大手術が行われます。手術後は、抗がん剤治療をあわせて行います。胃を切除する場合、入院期間は30~31日、手術の費用は58万円です。
抗がん剤は、使われる薬の種類や量によって、費用が変わってきます。目安は、年に92万円。健康保険や高額療養費の対象になりますが、1ヶ月あたりの治療自己負担額が、限度額に達しない場合が、少なくありません。そのため、トータルでの負担額は、大きなものになります。
手術後の定期検査は、1年目が、年に3回で17万円。2年目以降は、年に2回で15万円です。
→胃がん検診は何歳から受けるべき?胃がん発症率が高い年代は?
大きな経済的負担を少しでも小さくするにはがん保険!最適な保険を選ぶには?
胃がんの治療には、多額の費用がかかります。大きな経済的負担を軽減するために、がん保険があります。がん保険とは、原則として、癌のみを対象として保障する保険です。がん保険には、さまざまなタイプがあります。入院、手術だけでなく、癌が再発して抗がん剤治療や放射線治療が必要になった際に、備えるタイプもあります。
多様ながん保険の中で、自分の求める保障内容のものを提案し、保険料を抑える手助けをしてくれるのが、「保険コネクト」です。全国の保険販売窓口の比較をしているサービスなので、自分に合ったがん保険を選ぶ事ができます。
今回のまとめ
胃がんの治療費は、内視鏡的治療なら12~15万円。腹腔鏡手術や開腹手術では47~58万円です。進行がんでは、手術の後に抗がん剤治療を行います。
抗がん剤治療には、年に92万円はかかります。大きな経済的負担を少しでも小さくしてくれるのが、がん保険です。多様ながん保険の中で、自分が求める保障内容のものを提案し、保険料を抑える手助けをしてくれる、「保険コネクト」のようなサービスもあります。
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