胃がんの初期症状をチェック!みぞおちの痛みや口臭があると危険?
2017/11/08
胃がんは、初期症状が自覚しにくい病気です。胃カメラ検査で異常が見つかり、癌と判明しても、自覚症状が何も無かったという事は、珍しくありません。
胃がんの初期症状には、意外なものもあります。ちょっとしたサインに気づき、早期に治療を開始できるようにしましょう。オススメの検査方法もご紹介します。
自覚症状の代表であるみぞおちの痛みが無くても周囲は気づいていた⁉︎口からドブの臭いがしたら要注意
胃がんの初期症状として、よく知られているのは、みぞおちの痛みです。みぞおちの痛みは、最初のうちは、食後や空腹時に、一時的に見られます。
癌が進行すると、次第に持続的に痛みを感じるようになります。他にも、胃もたれ、胸やけ、吐き気などが、代表的な自覚症状です。
自覚症状が無い場合も、周囲の人が体調の異変に気づいている事があります。口臭です。それも、特徴的な臭いです。
一般的な口臭は、卵が腐ったような臭いがします。揮発性硫黄化合物が成分のメインだからです。胃がんの時の口臭は、ドブのようなキツイ臭いです。
スポンサーリンク
→佐藤b作の胃がんは何度も再発した?胃がんの再発率はどの位?
口臭のチェック方法!一呼吸おくのがコツ
胃がんによるドブのような口臭は、体内で細胞が死ぬ壊疽臭です。胃に出来た癌細胞が壊死する時に、臭い成分が発生します。臭い成分が、血液に入って肺に行くと、呼気として口から出ます。それが口臭になります。
口臭は、自分ではなかなか気づきません。鼻が口の臭いに麻痺してしまっている事が、原因です。
自分の口臭をチェックする、簡単な方法とコツをご紹介します。
大きめのコップを1つ用意します。コップの中に、息を吹き込みます。すぐに蓋をし、深呼吸して、さらに一呼吸おいてから、息の臭いを嗅ぎます。一呼吸おくのがコツです。その間に鼻がリセットされます。ドブのような臭いがしたら、胃がんの可能性があります。
酸っぱいげっぷが繰り返し出た時も要注意!胃が荒れている証拠
口臭以外にも、胃がんの兆候を具体的に知る方法はあります。げっぷです。げっぷが沢山出るようなら、胃腸の機能が低下している可能性があります。消化のための収縮運動がうまく行われないと、空気やガスを上に戻そうとして、げっぷが出ます。
胃が荒れているため、胃酸がこみ上げてくるような、酸っぱいげっぷになります。酸っぱいげっぷが繰り返し出るようなら、胃がんの可能性があります。みぞおちの痛みが感じられなくても、胃の検査を受けるようにしましょう。
→胃がんを全摘出しても術後は普通に食事をしたり仕事をしたりできるの?
みぞおちの痛みが無い段階なら検査の選択肢は多い!血液検査という方法もある
みぞおちの痛みが感じられない段階で、胃の検査を受ける場合、胃カメラ以外の選択肢があります。血液検査による胃がん検診です。
血液中のペプシノゲン濃度を測定します。癌の前段階である、胃の萎縮を調べる検査です。ペプシノゲン濃度の測定は、胃がんのスクリーニング検査として有用である事が、明らかになっています。
ペプシノゲン濃度の測定については、「ドクターアンドポストの郵送検診」を利用すれば、自宅で検査を受ける事ができます。その場合、陽性になったら、胃カメラによる精密検査を受けるようにしましょう。
今回のまとめ
胃がんは、初期症状を自覚しにくい病気です。みぞおちの痛みが感じられない段階で、周囲が体調の異変に気づくサインが、口臭です。ドブのようなキツイ臭いがしたら、胃がんの可能性があります。
また、酸っぱいげっぷが沢山出る時も、要注意です。胃の検査を受けるようにしましょう。みぞおちの痛みが自覚されない段階で胃の検査を受ける場合、血液検査による胃がん検診がおススメです。
「ドクターアンドポストの郵送検診」を利用すれば、自宅で検査を受けられます。その場合、陽性になったら、胃カメラによる精密検査を受けましょう。
スポンサーリンク
↓ ↓ ↓