佐藤b作の胃がんは何度も再発した?胃がんの再発率はどの位?
がんが再発したと知らされたら?再発がありうることだと、広く認識されるきっかけになったのが、佐藤B作のケースです。佐藤B作は胃がんを患い、合計3回、手術を受けています。胃がんの再発率は、どのくらいなのでしょうか?
佐藤B作は胃がんの手術を受けた1年以内に再発が分かった
佐藤B作が、胃に不調を感じるようになったのは、2007年。お酒が残る感じが、最初の違和感でした。当時、一緒に仕事をしていた中村勘三郎に勧められて、同年の年末に人間ドックを受けます。そこで、初期の胃がんが見つかりました。
最初の手術を佐藤B作が受けたのは、2008年5月。胃の3分の2を切除。
しかし、2009年3月に、術後の定期検査で、食道に影が見つかります。すぐに入院して、内視鏡で組織を切除。調べたところ、がんであることが判明します。
2回目の手術を受け、再発予防の治療を受けます。放射線治療と抗がん剤治療を受け、体調不良に悩まされます。翌年の定期検査でも、異常が見つかります。最初の手術で出来た傷の真下に、肉芽が出来ていました。
3回目の手術を受けます。摘出した肉芽は、幸いにして、良性でした。
→宮迫博之の胃がんに再発の恐れは?ステージによって再発しやすい?
胃がんの再発は手術を受けた1年以内が最も多い
胃がんの手術を受けた1年以内に、再発が判明した佐藤B作。佐藤B作のケースは、実は、胃がんの再発の典型的な例です。
胃がんが再発する時期は、手術を受けた後、1年以内が最も多いとされています。再発症例のうち、約8割は術後2年以内と報告されています。ステージ3A以上で、この傾向は顕著で、半数以上が術後の1~2年以内に再発しているとされます。
胃がんの再発で多いとされるのは、腹膜再発です。手術で胃を全摘したとしても、すでに胃壁を突き抜けて、がん細胞がお腹の中にこぼれ落ちていた場合、腹膜でがんが育ってしまうことがあります。
腹膜再発は、特にスキルス胃がんなどの悪性度の高いがんで、よく見られます。
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→王貞治の胃がんの術後経過は?ステージ1だと高確率で助かる?
再発した時の初期症状は?自覚ありは59%
胃がんが再発した時、現れやすい初期症状は、胸やけ、胃もたれ、吐き気、食欲不振、みぞおちの痛み、胃の不快感や圧迫感などです。
ただし、再発時に、このような症状が必ずしも現れるわけではありません。自覚症状があった人は、再発が確認された患者の59%との報告があります。
胃がんの手術をして、胃の一部が残った場合は、残った胃に再び胃がんが発生することが、稀ではないとされます。残胃がんと呼ばれます。
ただし、残胃がんは、厳密には、再発とはみなされません。新たに胃がんが出現したものと考えられています。再発は、転移と同じ状態と考えられるため、治療法としては、基本的に化学療法が中心となります。
今回のまとめ
佐藤B作のケースで知られるようになった、胃がんの再発。胃がんの再発は、手術を受けた後1年以内が、最も多いと言われています。再発症例のうち、約8割は、術後2年以内。
ステージ3A以上では、半数以上が、術後1~2年以内に再発しているとされています。再発時に、自覚症状がないケースも、稀ではなく、定期的な検査を受けることが、きわめて大切です。
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