直腸がんの初期症状をチェックするポイント!初期でも痛みは感じるの?
2017/11/12
直腸は、大腸の中で、肛門に近い20cmほどの部分です。直腸がんを含む大腸がんは、罹患者が多い病気です。男性で第2位、女性では第1位の罹患者数とされています。食生活の欧米化に伴い、患者数は、近年、ますます増えています。直腸がんの初期症状をチェックするには、どのようなポイントがあるでしょうか?
直腸がんの代表的な初期症状は下血!紛らわしいのが×××
大腸がんは、結腸がんと直腸がんに分類されます。
結腸がんには、S状結腸がん、上行結腸がん、横行結腸がん、下行結腸がんが含まれるため、結腸がんは大腸がんの約5分の3を占めます。直腸がんは、大腸がんの約5分の2を占めます。
直腸がんの代表的な初期症状は、下血です。下血とは肛門からの出血です。癌の表面は血管が豊富で、組織も脆くなっています。便が通過する際のちょっとした刺激がきっかけで、出血します。
下血では、便や便器に血が付くため、分かりやすいのが特徴です。ただし、肛門からの出血は、痔でも見られるので、軽く考えて見過ごすケースが少なくありません。
貧血の症状が現れたら直腸がんの可能性がある!健康診断ではココを確認しよう
直腸がんでは、じわじわとした出血が続きます。出血に伴う激烈な症状は出ません。しかし、ある程度の期間、下血が続くと、貧血の症状が現れます。
貧血の症状としては、めまい、ふらつき、全身倦怠感などがあげられます。さらに進行すると、顔色が白っぽくなったり、下まぶたの裏が白っぽくなります。
健康診断を毎年受けている人は、赤血球、ヘモグロビン(Hb)、ヘマトクリット(Ht)の数値をチェックしましょう。数年前の数値と比べて、急激に下がっていたら、貧血が疑われます。医師の診断を受けましょう。
女性の場合、便の事を相談するのが憚られるようなら、最近は、女性専用外来を用意している病院もあります。女性の医師やスタッフのみが対応してくれます。
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→盲腸がん末期症状!転移がみられたら手術をしても助からない?
大腸がんは進行が遅いのが特徴!早期に発見すれば完治が可能
直腸がんを含め、大腸がんは、他の癌と比べて、進行が遅いのが特徴です。進行が遅いため、広範囲に広がる事が少ないと言われています。そのため、早期に治療を始めれば、完治させる事が可能とされています。
進行がんですら、リンパ節転移や肝転移がなければ、8~9割の確率で治るとされています。初期症状を把握して、体調変化をチェックするとともに、定期的に大腸の検査を受ける事が大切です。
便潜血検査なら自宅でも受けられる!陽性が出たら詳細な検査を受けよう
大腸がん検査で最初に行われるのが、便潜血検査です。便潜血検査は、大腸からの出血の有無を調べる検査です。大腸がんの他に、大腸炎や大腸ポリープなどの病気も、簡便に調べます。
大腸がんからの出血は、常に出続けているものではないので、通常、二日法と言って、二日間の便を検体として採取します。
二日法の便潜血検査なら、「ドクターアンドポストの郵送検診」を利用すれば、自宅で受ける事が出来ます。便潜血検査陽性の人は、陰性の人に比べて、大腸がんの確率が10倍も高いとされています。便潜血検査で陽性になったら、大腸内視鏡などの詳細な検査を受けましょう。
今回のまとめ
大腸がんは、他の癌に比べると、進行が遅いのが特徴です。早期に発見して治療を始めれば、完治させる事が可能とされています。大腸の中で、肛門に近い直腸に癌が出来た場合、代表的な初期症状は下血です。
下血は、分かりやすい症状ですが、痔でも見られるため、軽く考えてしまう事もあります。定期的に大腸の検査を受けるようにしましょう。大腸がん検査で最初に行われる便潜血検査は、「ドクターアンドポストの郵送検診」を利用すれば、自宅で受ける事が可能です。
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