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イレウス管の排液色!正常な際の量と色は?異常の場合は排液が減少する?

   

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イレウスの治療では、通常、イレウス管が用いられます。腸管内の減圧のために、鼻もしくは肛門から挿入されるのが、イレウス管です。

イレウス管からは、腸管内に溜まっている消化液が排出されます。

イレウス管を挿入している間は、排液の色や量を観察することが、大切です。排液の色や量によって、合併症や重症化が早期に発見できます。

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最も多いのは黒緑色

イレウス管の排液の色で、最も多いのは、黒緑色です。イレウス管が、小腸の上部に入っている場合、胆汁が多くなります。胆汁が多いと、排液の色は、茶褐色から緑色の間になります。血液が混じると、黒っぽくなります。

排液の色の正常範囲は、黒緑色、緑色、茶色、黄土色などです。黄土色の排液は、小腸下部や大腸に閉塞が起きている場合です。排液の性状は、便汁様のものが多くなります。便臭を伴います。

イレウス管からの排液の色で、注意を要するのは、鮮紅色や褐色です。腸の粘膜が損傷している場合、排液の色は、鮮紅色が多くなります。腸の粘膜の損傷は、イレウス管の合併症です。イレウスが解除されず、胃液が腸管に溜まっていると、排液の色は、褐色になる可能性があります。

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→イレウス管の機能と仕組み!管理と看護にどのような影響があるのか?

閉塞部を越えると、排液量は減少する

イレウス管からの排液量は、イレウス管がどのあたりにあるかによって異なります。拡張部にイレウス管がある間は多く、1日あたりの排液量は、500~1000㎖。イレウス管が閉塞部を越えると、排液量は、急に減少します。1日あたり100~300㎖とされています。

排液量は、体内の水分の量によって決まります。輸液とのバランスを考えて、排液量が多い場合は、脱水になりやすいため、点滴をすることもあります。

イレウス管を挿入している間は、尿量を調べます。排液量に尿量を加えたものが、体外に排出される水分量と考えられるためです。尿量を調べる他に、皮膚や粘膜の湿潤度、電解質の異常の有無なども観察します。その結果、脱水が危ぶまれる時には、輸液管理をします。

→癒着性イレウスの食事療法!予防に効果的な食事と術後の食事内容は?

今回のまとめ

イレウスの治療でよく用いられるイレウス管。イレウス管の排液は、腸管内に溜まっている消化液です。そこで、排液の色や量を観察することで、合併症や重症化を早期に発見できます。

排液の色の正常範囲は、黒緑色、緑色、茶色、黄土色など。注意を要するのは、鮮紅色や褐色です。腸の粘膜を損傷している可能性があると、鮮紅色になります。イレウスが解除されず、胃液が腸管に溜まっていると、排液の色は褐色になる可能性があります。

排液の量は、イレウス管が拡張部にある間は多く、閉塞部を越えると急に減ります。排液量と尿量を加えた量が、輸液とアンバランスに多い場合は、脱水になりやすいため、点滴を行う必要があります。

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→術後のイレウス介護計画について!介護する前に知っておきたいポイントとは?

 - イレウス


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