盲腸ってどっち側?右と左どちらが痛むの?
急な腹痛を感じたら、「盲腸かも⁉︎」と、不安になりますよね?ところが、痛む箇所が、どことはっきりしないことが、珍しくありません。
盲腸で痛くなるのは、お腹の右でしょうか?左でしょうか?どっちが痛むと、盲腸の可能性があるのでしょうか?
痛みだした当初は右とは限らないのが盲腸
盲腸とは、虫垂が炎症を起こしている病気です。虫垂は、大腸の一部です。肛門と反対側の端っこです。端っこから、虫垂はぶら下がっています。
虫垂は、通常、右側腹部にあります。ごく稀に、盲腸が左側についている人もいますが、普通は、右側です。
ただし、炎症が起こった当初は、お腹の右側に痛みを感じるとは、限りません。むしろ、みぞおち付近が痛みます。盲腸の初期症状は、みぞおち付近の鈍痛が、多い傾向があります。
また、左側の方に痛みを感じる人も、少なくありません。「盲腸って、右と左、どっちだっけ?」と焦る人は、多いようです。
痛みは徐々に移動するのが盲腸の特徴
お腹が急に痛みだすこと。そして、もう一つ、痛みが、徐々に移動すること。それが、盲腸の特徴です。特定の一点が、継続的に痛むわけではありません。
時間の経過とともに、痛みは、右側腹部へと移動して行きます。「右と左、どっちが痛むの?」と思っていたのが、はっきりと「右側が痛い!」と変化するのは、痛みだした翌日くらいです。
漠然とお腹全体が痛いという状況から、次第に右下腹部だけが痛いという状況に変化するのが、盲腸です。
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衝撃を与えると痛みが強まるのが盲腸の特徴
最も痛む箇所は、圧痛点と言います。「マックバーニーの圧痛点」は、おへそと右の腰骨を直線で結び、その直線を三等分した時、骨盤から三分の一の位置です。医師が診断に際して押すのが、この箇所です。
押されると、非常に痛みます。ただし、押した時より、押した指を素早く離した時の方が、強い痛みを感じるのが、特徴です。素早く指を離した時に感じる痛みを、反跳痛、反動痛と言います。「ビン!」という感じの痛みです。
自分でチェックする方法もあります。軽くジャンプして、ドンと着地すると、確認できます。ドンと着地した時、「ビン!」と右の下腹部が痛んだら、盲腸の可能性があります。
今回のまとめ
盲腸は、痛みだした当初は、みぞおち付近に鈍痛を感じるのが、普通です。お腹全体が痛んだり、むしろ左側の痛みが強いこともあります。痛みは徐々に移動します。
痛みだした翌日くらいには、はっきりと右の下腹部だけが痛むようになります。痛みが移動して、右の下腹部が最終的に激しく痛むようなら、盲腸の疑いがあります。
衝撃を与えると、「ビン!」という感じの痛さを感じるのが、盲腸の特徴です。
→盲腸がん末期症状!転移がみられたら手術をしても助からない?
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