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盲腸を散らす際の入院期間!薬で散らすだけじゃダメなの?

   

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盲腸というと、一昔前までは、疑いの段階で、あっさり手術が行われていました。右下腹部が激しく痛むと訴えると、血液検査と触診などを経て、盲腸が疑われた時点で、「切りましょう」という話が医師から持ち上がったものです。

近年、検査技術が向上し、虫垂自体にも一定の役割があることが知られるようになり、盲腸でも、ごく初期に限っては、「散らす」ことが、治療の選択肢になりました。

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散らすことができるのは、カタル性虫垂炎のみ

盲腸は、虫垂が炎症を起こす病気です。炎症の具合によって、盲腸は、3つの段階に分けられます。もっとも炎症が軽いのは、カタル性虫垂炎です。

カタル性虫垂炎は、粘膜層の軽い炎症にとどまります。カタル性虫垂炎では、リンパ節が腫大することは、少なくありませんが、リンパ節以外の周辺組織には炎症が伴わない場合が、多いのが特徴です。

炎症がさらに進行したのが、蜂窩織(ほうかしき)炎性虫垂炎で、全層に化膿性炎症が認められます。虫垂壁全層が壊死してしまっているのが、壊疽(えそ)性虫垂炎です。

全層に化膿性炎症が認められる蜂窩織炎性虫垂炎に至ると、手術が適応されます。手術は、選択の余地なく、行われます。患者の希望を聞いて、薬物療法か手術かを選択できるのは、粘膜層の軽い炎症にとどまっているカタル性虫垂炎のみです。

俗に「散らす」と言われているのは、薬物療法で、虫垂の炎症を緩和させる方法のことです。

カタル性虫垂炎の場合は、手術で治療したのと遜色がない成果をあげることができると言われています。手術痕が残らず、手術への抵抗感の大きい人には、メリットのある治療法です。

→腰や背中の痛みは盲腸の可能性!

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散らすための入院期間は?散らしただけじゃダメなの?

カタル性虫垂炎でも、診断の結果、ごく初期と判断された場合は、内服の抗生物質で、通院治療を受けることもあるようです。ただし、薬で散らす治療法であっても、入院が推奨されています。

軽度の炎症でも、虫垂が炎症を起こしている場合、食事を摂ると、腹痛が悪化することが少なくないため、絶食して、輸液管理を行いながら、点滴注射で抗生物質を投与するのが普通だからです。

入院期間は、1週間くらいが目安。散らす治療法では、抗生物質の効き目が出るまで、待つ必要があるためです。治療代と入院費用を合わせた、トータルの費用は、10万円近く。

ちなみに、盲腸の手術で、開腹手術を受けた場合、手術代は2万円くらい。入院期間は、平均1週間くらい。トータルの費用は、約11万円ちょっととされています。入院期間も、治療にかかるトータルの費用も、散らす場合と開腹手術を受けた場合では、大差ないと言えそうです。

散らす治療法は、カタル性虫垂炎でも、炎症が軽度の場合は、手術したのと同等の効果が期待できると言われています。ただし、いったん抗生物質で炎症が落ち着いても、その後に再発するリスクが、10~20%ほど伴うとされています。

また、一度でも炎症を起こした虫垂は、炎症が落ち着いた後でも、肥大し、周辺の組織とくっついて癒着を起こしやすくなります。虫垂の肥大や癒着が起こると、手術は難易度の高いものになります。

そのため、薬で散らすのは、初回の1回に限り、2回目には手術を検討するように勧める医師もいます。カタル性虫垂炎でも、最初から手術を行うこともあります。

→盲腸に痛みの波がある原因!治まる場合は手術をしなくてもOK?

今回のまとめ

盲腸の中で、最も炎症が軽いカタル性虫垂炎については、薬で散らす治療法が選択肢に加わります。薬で散らす場合は、入院して治療を受けることが推奨されています。

入院期間は、1週間くらいが目安。治療にかかるトータルの費用は、10万円近くです。薬で散らした場合、最初は、かなり高い効果が期待できます。

しかし、再発のリスクがあり、再発した場合、手術の難易度が上がります。そのため、薬で散らすのは、最初の1回に限定するよう、助言する医師もいます。

→盲腸手術の失敗で傷跡が残る事もある?命に関わる心配はない?

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 - 盲腸(急性虫垂炎)


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