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盲腸手術の失敗で傷跡が残る事もある?命に関わる心配はない?

   

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盲腸の手術というと、すぐに済み、簡単に終わるものというイメージが、定着しているようです。

「日帰りでできるのか?」と思う人もいるほど。盲腸と診断されたら、即日入院し、準備が整い次第手術ということが、多いようです。

手術が速やかに行われ、手術が無事に済むと、大半は、順調に回復していきますが、けっして軽く考えてはいけないのが、盲腸の手術です。特に、近年は、事情に変化が生じているようです。

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切らない治療が選択されるようになった

ひと昔前までは、右下腹部を突然襲う激しい痛みに対しては、盲腸を疑い、開腹して、虫垂を切除していました。俗に盲腸と呼ばれる虫垂炎は、進行すると、虫垂が破裂します。

虫垂が破裂すると、腸液が腹腔内に漏れ、腹膜炎を併発して、命に関わる事態に進展します。

また、最近まで、虫垂には、特記すべき働きはないとも考えられてきました。それらの事情を勘案して、盲腸の疑いがある時点で、右下腹部を切開し、虫垂を切除してきたわけです。

しかし、近年、虫垂にも、独自の機能があることが判明し、虫垂炎の診断に使われるCTやエコーも普及し、治療に使われる抗生物質も進歩したため、切らない治療が選択肢に入るようになりました。いわゆる「散らす」治療です。

散らしただけで治らないケースも、むろんありますが、疑いの段階で虫垂を切除することは、ひと昔前に比べると、かなり減ってきました。それだけに、切る治療、つまり手術を行うのは、症状が進行した盲腸に限られるようになりました。

何度も炎症を起こして、抗生物質で散らしてきた盲腸は、腸が腹壁に癒着し、その間に膿が溜まっている状態です。そのような状態での手術では、簡単に処置が済みません。

そのため、実際には失敗と判断される状態でなくても、手術を受けた側の受け止め方としては、「失敗では⁉︎」と感じるような事態も、多発しているようです。

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→盲腸の初期症状はガスがたまった感じ?慢性的に痛みが現れたら手術が必要?

傷口が膿むケースが少なくない

盲腸の手術は、端的に言うと、炎症を起こした虫垂を、根元で縛り、縛った後で切除するというものです。そのため、少し腫れ上がった程度で、周囲の癒着もなく、膿も腹腔内に溜まっていない状態での手術は、簡単に済みます。

しかし、炎症がひどく、どこが虫垂の付け根なのかを判断することが難しいような状態では、虫垂の根元が安全に縛れないことがあります。

虫垂周辺の炎症が非常に高度な場合は、虫垂を含めて、小腸と大腸の一部を切って、腸と腸をつなげる手術が、必要になることがあります。

そのようなケースでは、小さな皮膚切開では無理なので、大きく切る事になります。当然、傷跡は残ります。

通常でも、開腹虫垂切除術は、右下腹部に4cm前後の傷跡が残りますが、虫垂の炎症が非常に高度な場合は、傷跡が、もう少し大きくなる可能性があります。

傷口の大きさ以上に問題になるのが、傷口の膿みです。傷口が膿むことを、術後創部感染と言いますが、壊死性虫垂炎で、すでに腹膜炎を併発している場合は、術後創部感染を生じ、縫った皮膚のすぐ下で化膿し、傷口が開くケースが、稀ではありません。

手術を受けた側の受け止め方としては、手術の失敗を疑うケースです。腹膜炎を伴った虫垂炎では、術後創部感染が50%近くで認められたとの報告があります。傷口が化膿していることは、術後1週間くらいしてから、明瞭になることもあるようです。

また、炎症を繰り返した虫垂の切除術では、術後に、腸間膜の癒着で術後腸閉塞を発症することもあります。

合併症のために、再手術が必要になるケースが、しばしば見られます。いわゆる失敗ではなく、命に関わる心配はありませんが、手術を受けた側の受け止め方としては、不安が高まる事態です。

→小児急性虫垂炎の入院期間!看護で気をつけたい事

今回のまとめ

盲腸の手術は、近年、切らない治療が選択肢に入り、手術を行うのは、炎症が繰り返されていたり、虫垂周辺の炎症が高度な場合に、限られるようになってきました。

炎症がひどいと、虫垂の付け根がどこなのかを判断することが難しく、傷口が大きくなったり、虫垂だけでなく、小腸や大腸の一部を含めて切ることもあります。

また、腹腔内に膿が溜まった状態で手術に臨むため、術後創部感染を発症するケースが、少なくありません。縫った皮膚のすぐ下で化膿して、傷が開くことも、稀ではないとされています。

→急性虫垂炎の症状!術後は痛みを伴う?

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 - 盲腸(急性虫垂炎)


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