大腸ポリープ切除後の食事メニュー!
大腸ポリープは、ある程度以上の大きさになると、がんを含む可能性が高くなります。「がんの芽」と呼ばれる所以です。大腸ポリープを切除することによって、がんの発生を防ぐことができます。
大腸ポリープを切除した後は、それまでと同じ食生活を送っていると、身体に負担がかかってしまいます。
身体に負担がかからないような食事制限が、必要になります。大腸ポリープ切除後の食事では、どのような点に注意が必要でしょうか?
切除後10日間は出血と胃腸の負担に注意
大腸ポリープ切除後の10日間の食事メニューで、最も注意しなくてはならないのは、大腸の血行を促してしまうことです。大腸の血行を促してしまうと、傷口から出血する可能性があるためです。
血流を良くする、アルコールや刺激物は、避けましょう。ちなみに、刺激物には、コーヒーも含まれます。最低でも、大腸ポリープを切除した1週間後までは、アルコールやコーヒーなどは、飲まないようにするのが、無難です。
メニューは、糖質やタンパク質を中心に考えましょう。糖質としては、お粥やうどんが好ましい食べ物です。お粥は、白米で作りましょう。健康ブームで玄米を食べつけている人も、大腸ポリープ切除後の10日間は、白米にしましょう。
玄米は、消化があまり良くないためです。お蕎麦も、食物繊維が多いので、うどんの方が、好ましいと言えます。タンパク質を摂る時は、食物繊維が少ないもの、脂っこくないもの、消化に負担がかからないものを選びましょう。
好ましい食べ物は、豆腐、卵、ササミ、白身魚などです。控えたい食べ物は、イカ、タコ、貝類、おからなどです。
調理法としては、蒸す・茹でる・煮るが基本。脂っこい食事を避けるため、焼く・揚げるという調理法は、控えるようにしたいものです。味付けは、薄味が基本。素材の味がしっかり感じられる程度に、調味料の使用量は抑えましょう。
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切除後10日以降は再発のリスクを減らすように注意
大腸ポリープ切除後の食事は、切除後10日を過ぎると、注意点が変わってきます。ポイントは、大腸ポリープの再発リスクを減らすこと。
大腸ポリープは、刺激物や脂肪分が多い食事を摂っている人、野菜の摂取量が少ない人に出来やすいと言われています。
香辛料の使用は、控えましょう。ラード・バター・チーズ・ロース肉などの動物性脂肪分は、摂りすぎると、良くありません。胆のうから胆汁が大量に分泌されます。胆汁が大腸内に大量にあると、大腸ポリープができやすくなるとされています。
ただし、脂肪の摂取量が少なすぎても、大腸ポリープは増えます。大腸ポリープの発生が一番少ないのは、脂肪が総カロリーの24~27%の場合とされています。脂肪が適度に摂れるメニューとしては、和食が推奨されています。
大腸ポリープは、便秘がちの人に出来やすいとされています。毎日の食事メニューに野菜を積極的に取り入れ、食物繊維を摂るようにしましょう。オススメの食材は、キノコ類です。
キノコ類は、食物繊維を豊富に含むだけでなく、免疫力アップやがん予防の効果も期待できます。煮物やお吸い物に使いましょう。
今回のまとめ
大腸ポリープ切除後の食事は、切除後10日を目安として、それ以前とそれ以降では、注意点が異なります。共通するのは、脂っこいものや刺激物を控える点ですが、目的が違います。
切除後10日間は、大腸の血行を促すことを避け、消化の負担を軽くするのが、目的です。そのため、アルコールの摂取も控える必要があります。調理法では、焼く・揚げるを控えることが大切です。
切除後10日以降は、大腸ポリープの再発リスクを抑えるのが、目的です。そのため、脂肪をいたずらに控えるのではなく、適度に摂るのが、好ましいとされています。また、野菜を積極的に摂り、便秘を防ぐことも大切です。
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