急性胃腸炎の痛みは1日で回復できる?早く治すためのポイントは!?
突然襲う嘔吐や下痢。一過性の嘔吐や下痢は、急性胃腸炎の主な症状です。急性胃腸炎の痛みは、1日で回復できるものでしょうか?1日でも早く治すためのポイントを説明します。
嘔吐や下痢は防衛反応!むやみに止めない事が早く治す第一歩
急性胃腸炎は、主に微生物やその毒素によって引き起こされる病気です。微生物には、ウイルスや細菌などがあります。細菌性の胃腸炎なら、抗菌薬の投与が有効ですが、ウイルス性胃腸炎には、有効なウイルス薬が無いため、対症療法が主になります。症状だけでは、ウイルス性のものか細菌性のものかは、区別できません。
嘔吐や下痢は、有害な物質を排除しようとする、体が本来持っている防衛反応です。嘔吐や下痢をむやみに止めようとすると、症状を長引かせてしまいます。特に、下痢止めの服用は、医師に相談して、どうしても必要な場合に限るようにしましょう。
脱水症状を防ぐのが肝心!好ましい飲み物と控えるべき飲み物は?
急性胃腸炎では、何よりも脱水症状を防ぐ事が肝心です。喉の渇きが治まり、尿がきちんと出ていれば、脱水はコントロールされています。室温の飲み物を、十分に摂取しましょう。ただし、嘔吐した直後に飲むと、胃が再度反応して、嘔吐が引き起こされるので、嘔吐したら、1時間は胃を休ませるようにします。
好ましい飲み物は、身体への吸収が良い経口補水液です。ミネラルの含まれるスポーツドリンクも良いでしょう。控える必要があるのは、牛乳、果物ジュース、炭酸飲料などです。これらは、腸を刺激して、下痢を悪化させる可能性があります。常温でも、口にするのは、控えましょう。
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症状を改善するには整腸剤がオススメ!リンゴやニンジンも効果がある
急性胃腸炎では、嘔吐が1日以上続くケースは、それほどありません。ただし、下痢は、2~3日続く事が少なくありません。症状がごく軽い場合は、1日で改善される事もありますが、普通は、嘔吐が治まった後も、下痢は続きます。
下痢止めを控える代わりに薬を飲むとしたら、整腸剤がオススメです。ビオフェルミンRやラックBなどが、よく処方されます。整腸剤には、病原菌を排除する働きがあります。
また、下痢が続いている時は、リンゴやニンジンもオススメです。リンゴやニンジンにはペクチンが含まれています。ペクチンは海綿のような働きをし、便が柔らかい時には、糞便中の水分を吸い上げてくれます。リンゴはすりおろし、ニンジンはしっかり煮込んで食べると良いでしょう。
→幼児や子供が下痢だけの胃腸炎の場合、下痢止めで対処は可能?
今回のまとめ
急性胃腸炎になったら、嘔吐や下痢をむやみに止めない事が肝心です。病気の原因となっているウイルスや細菌を排除する反応が、嘔吐や下痢だからです。水分を十分に補給して、脱水症状を防ぎましょう。薬を飲む場合は、整腸剤がオススメです。
病原菌を排除する働きがあります。また、下痢が続いている時は、リンゴやニンジンも症状を改善する効果があります。
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