幼児や子供が下痢だけの胃腸炎の場合、下痢止めで対処は可能?
下痢だけが続く事があります。特に幼児は、下痢をしやすく、熱もなく、元気はあるのに、下痢だけが続くケースが、稀ではありません。下痢だけが続く胃腸炎では、下痢止めで下痢を抑えるのは、可能でしょうか?
下痢だけだからといって下痢止めを使うと回復が遅れる
主な症状が下痢だけといっても、市販の下痢止めを使うのは、好ましくありません。回復が遅れるからです。下痢を引き起こす胃腸炎は、原因が、ウイルスや細菌です。ノロウイルスやアデノウイルスなどのウイルス、カンピロバクター菌やサルモネラ菌などの細菌が、幼児の胃腸炎の主な原因です。
下痢は、ウイルスや細菌を体外に排出する動きです。市販の下痢止めを使うと、ウイルスや細菌が体外に排出されません。胃腸炎の治りは、遅くなってしまいます。
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下痢だけが続いている時は整腸剤がオススメ!食べ物では意外なアレが効果的
下痢だけが続いている幼児には、整腸剤がオススメです。下痢は、便の水分量がうまく調整できていない状態です。便の水分量は、消化器官内で調整されています。腸内の状態を整えてくれるのが、整腸剤です。
下痢が水様なら、水分補給に専念する必要がありますが、ドロドロの便になってきたら、梅干しが食べられます。梅干しには、ピルビン酸という成分が含まれています。ピルビン酸は、腸の動きを正常にしてくれます。塩分含有量が多い食べ物なので、1日1個を目安に食べると、胃腸炎に効果があります。
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下痢が続く胃腸炎の時の水分摂取の仕方は?こまめにって具体的にはどの位?
下痢が続く胃腸炎では、こまめな水分補給が必要です。脱水症状の恐れがあるためです。目安としては、1時間に200cc。一度にその量を摂取するのではなく、何回にも分けて、幼児に摂取させるようにします。
飲ませるものとしては、塩分や糖分などの電解質を含んだものが、吸収率が良いので、オススメです。経口補水液やスポーツドリンクを飲ませましょう。食事は、水様便の間は、野菜スープやお粥、すりおろしリンゴが適当です。ご飯とパンでは、パンの方が消化に負担が掛かります。便が多少とも形を成すようになってからなら、蒸しパンも食べられます。
今回のまとめ
胃腸炎でも、主な症状が下痢だけという場合があります。その場合、下痢を素早く止めたいとして、下痢止めを使うのは、控えましょう。下痢を引き起こしている原因物質が、体外に排出されず、治りが遅くなってしまいます。
下痢が続いている時は、整腸剤がオススメです。食べ物では、梅干しが効果的です。水分補給をしっかりして、脱水症状を起こさないようにしましょう。電解質を含んだ、経口補水液やスポーツドリンクの方が、水よりも吸収率が高く、オススメです。1時間に200ccを目安に摂取させましょう。
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