ウィルス性胃腸炎の潜伏期間は?赤ちゃんが胃腸炎になってしまったら?
ウイルス性胃腸炎は、ほとんどの乳幼児が、1度は感染すると言われています。特に、多いのが、ノロウイルスとロタウイルス。
ロタウイルスには、5歳までに、ほぼ全ての乳幼児が、感染するとされています。赤ちゃんがウイルス性胃腸炎になってしまったら、どのように対応したら良いでしょうか?
潜伏期間は1~3日!感染経路は2つ
ウイルス性胃腸炎の感染経路は、2つです。1つは、接触感染。病原体が付着した手で口に触れる事で、感染します。もう1つは、経口感染。病原体が付着した食品などを食べて、感染します。赤ちゃんは、手にした物を、何でも口に持っていくため、接触感染が多く見られます。
潜伏期間は、1~3日。ノロウイルスでは、1~2日以内に発症します。ロタウイルスは、1~3日程度の潜伏期間です。ウイルス性胃腸炎は、吐き気から始まるケースが多いのが、特徴です。いきなり吐き気が来る事もあります。
吐いたら1~2時間は様子を見る!胃腸を休ませる事も大切
吐いたら、最低1~2時間は、様子を見ます。その間は、水分も与えないようにしましょう。吐いた後は、胃腸を休ませる事が、大切です。
様子を見ながら、その後、少しずつ、水分を補給します。赤ちゃんの1日の水分補給量は、体重1kgあたり30~50㎖とされています。スプーン1杯から始めましょう。
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どんな状態の時に病院に連れて行くべき?脱水状態の具体的な症状は?
1歳以下の赤ちゃんは、胃腸炎の症状の進行が早いため、「乳児嘔吐下痢症」とも呼ばれます。症状が進行しないうちに、病院を受診させるようにしましょう。
高熱が伴う場合はもちろん、繰り返し嘔吐して機嫌が悪い、下痢の回数が増えて元気がなくなっているなど、元気がないようなら、病院を受診させましょう。
飲み物を受け付けない、尿の出が悪いなどの症状が見られたら、脱水症状を起こしています。夜間でも、病院に連絡する必要があります。
脱水症は赤ちゃんでは命に危険が及ぶ事が多い!半日で脱水状態になる事もある
赤ちゃんは、体重あたりの水分摂取量が多く、尿量も大人より多めです。すぐに脱水状態に陥ります。
ひどい場合は、半日くらいで、脱水状態に陥り、グッタリしてしまう事があります。赤ちゃんにとって、脱水症は、命に危険が及ぶ事が多く、要注意です。
受診の際は、下痢便がついたオムツを、持参しましょう。ビニール袋に入れて、口をしっかり縛っておきます。吐いた物はどんなものか、何回くらい吐いたか、メモしておくと、良いでしょう。
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今回のまとめ
赤ちゃんは、ウイルス性胃腸炎によく罹ります。ウイルス性胃腸炎の潜伏期間は、1~3日。吐き気から始まるケースが多いのが、特徴です。
吐いたら、最低1~2時間は、様子を見、胃腸を休ませます。その後、少しずつ水分を補給させます。赤ちゃんは、脱水状態に陥りやすいので、水分補給は、こまめに行います。飲み物を受け付けず、尿の出が悪かったら、夜間でも病院に連絡する必要があります。
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